冷蔵庫を買い替えたり、引越しを機に手放したりするとき、まだ食品が入っているのに「査定前だから電源を抜いた方がいいのだろうか」と迷うことがあります。大型の冷蔵庫なら、そもそもキッチンから玄関までどうやって運び出すのかが気になることもあるでしょう。冷蔵庫の査定では、容量や外観だけでなく、型番や製造年、現在の冷え方、庫内の棚やケースがそろっているかなど、実際に使っている状態から分かる情報も判断材料になります。そのため、売却が決まったからと早い段階で電源を抜いたり、玄関近くまで移動させたりする必要はありません。設置された状態のまま必要な情報を確認し、搬出経路まで分かるようにしておくと、その後の準備を進めやすくなります。
「何リットルくらい」より型番が分かる写真を残す

毎日使っている冷蔵庫でも、メーカーは分かっていても型番や正確な容量までは覚えていないことがあります。「400リットルくらいの冷蔵庫」「5ドアの冷蔵庫」と伝えるより、本体に付いている銘板を確認する方が機種を特定しやすくなります。冷蔵室の扉を開けた内側や本体側面などに表示があれば、メーカー、型番、製造年、定格内容積などが読めるように写真を残しておきます。銘板だけを大きく撮るのではなく、冷蔵庫の正面や扉の数、操作部など全体の形が分かる写真もあると、本体の状態を伝えやすくなります。取扱説明書や保証書が引き出しから出てきた場合も、書類だけを見て機種を判断せず、本体に表示されている型番と一致しているか確認しておきます。以前使っていた冷蔵庫の説明書が残っていることもあるためです。ラベルが擦れて一部を読めない場合は、数字を推測して型番を作らず、読める部分と本体全体を写真で伝える方が確実です。
洗って外した棚や製氷部品が別の場所に残っていないか見る

長く使っている冷蔵庫では、庫内の部品が購入時の状態から変わっていることがあります。ガラス棚を洗って乾かしたまま食器棚の横に置いていたり、使わなくなった製氷皿や給水タンクを収納へしまっていたりすることもあります。査定前には、冷蔵庫の中を見るだけでなく、取り外した部品が別の場所に残っていないか思い出してみます。ガラス棚、ドアポケット、野菜室や冷凍室のケース、製氷関連の部品などがそろっていれば、本体との組み合わせが分かる状態にしておきます。複数の冷蔵庫を使っていた家庭では、古い部品を「たぶんこの冷蔵庫のものだろう」と無理に組み合わせる必要はありません。欠けやひび、変色、落ちにくい汚れ、庫内のにおいなどがあれば、それも現在の状態として伝えます。査定前だからと強い洗剤で磨き上げる必要はなく、取扱説明書で案内されている範囲の清掃にとどめます。特にガラス棚は急激な温度変化を避け、洗った場合は十分に乾かしてから戻すようにします。
まだ使っているなら電源を抜く前に冷え方を確認する

買い替えの日が決まると、早めに庫内を空にして電源まで抜いておきたくなるかもしれません。しかし、現在使用している冷蔵庫なら、設置された状態だからこそ確認できることがあります。冷蔵室や冷凍室が普段どおり冷えているか、操作部にエラー表示が出ていないか、以前にはなかった大きな音がしていないかなど、日常的に使っていて気付いている状態を整理しておきます。査定のためだけに温度設定を極端に変更したり、長時間特別なテストをしたりする必要はありません。外観では、扉のへこみや側面の擦り傷だけでなく、ドアパッキンの裂けや庫内の棚受けなども見ておきます。冷蔵庫は壁との隙間が狭く、側面や背面を見ようとして一人で本体を引き出したくなることがありますが、重い冷蔵庫を無理に動かすと床を傷つけたり、本体が傾いたりするおそれがあります。見えない部分を査定前に無理に確認する必要はありません。水漏れや焦げたような臭いなど明らかな異常がある場合も、正常か確かめるために通電を繰り返すのではなく、どのような症状がいつ頃から出ているのかを伝えます。家電・電化製品の出張買取対象では、冷蔵庫以外にまとめて査定を依頼したい家電がある場合の対象品も確認できます。
キッチンに入った冷蔵庫でも同じ経路から出せるとは限らない

購入時に問題なくキッチンまで運び込めた冷蔵庫でも、何年も経つ間に搬出経路の状況が変わっていることがあります。廊下に収納家具を置いた、玄関に靴箱を追加した、以前はなかった家具が曲がり角にあるといった場合は、同じ冷蔵庫でもそのまま運び出せるとは限りません。本体のおおよその幅・奥行・高さと、キッチンから玄関までの廊下、曲がり角、ドア、段差などを見ておきます。マンションならエレベーターまでの経路、戸建ての二階なら階段の幅や途中の曲がり方も搬出条件に関係します。ただし、通れるか試すために冷蔵庫を自分で動かす必要はありません。設置場所と通路が分かる写真があれば、現在の状況を伝えやすくなります。また、冷蔵庫は査定が終わった直後に必ず電源を抜けばよいわけではありません。まだ食品が入っている場合や自動製氷機を使用している場合もあるため、庫内を空にする時期や電源を切るタイミング、水抜きなどは実際の搬出予定に合わせて進めます。型番、本体の状態、庫内、設置場所と搬出経路が分かる写真をそろえ、冷蔵庫の出張買取見積りへ伝えておくと、査定だけでなく搬出前に何を準備すればよいかも確認しやすくなります。
まとめ
冷蔵庫を売るときは、庫内を空にしたり電源を抜いたりすることを急ぐより、まだ設置されている状態で型番や製造年、冷え方、棚やケースなどを確認しておくと査定内容を伝えやすくなります。大型の冷蔵庫では、購入時に通ったから今回も問題ないと思い込まず、現在のキッチンから玄関までの経路も見ておきたいところです。査定と搬出の日程が決まってから、食品の整理、製氷機の水抜き、電源を切る時期を合わせれば、冷蔵庫を必要以上に早く使えなくすることなく売却準備を進められます。