冷蔵庫の選び方はコレ!容量って大事?

冷蔵庫を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。例えば、収納容量やサイズ、ドアの開き方などが挙げられます。これらの要素を確認した上で、自分のライフスタイルや使用状況に最も適した製品を検討してみてください。しかし、容量やサイズは重視したいけれども、見た目やデザインも大切だと感じることもあるでしょう。そのような場合は、各ポイントに優先順位を付けて、製品選びを進めることが役立ちます。

ライフスタイルで変わる必要な容量

大家族であれば食材のストックも多くなるため、大容量の冷蔵庫を選びたいと考える方も多いでしょう。一方、一人暮らしの場合は、大きな冷蔵庫はスペースの無駄になる可能性があります。では、ご家族の人数に応じてどれくらいの容量が必要なのでしょうか。

ご家族の人数によって必要な冷蔵庫の一般的な容量(リットル)は、次の式で求めることができます。

【冷蔵庫に必要な容量の計算式】
冷蔵庫に必要な容量の計算式

ただし、これは目安であり、実際の使用状況や好みによって変わります。例えば、大きな食品やまとめ買いをする場合は、容量が大きいほど使い勝手が良くなります。また、一人暮らしでも自炊がメインなら容量に余裕が欲しいでしょうし、冷凍食品をよく使う方は冷凍室の広い製品が適しています。ですから、ご家族の人数やライフスタイルに合わせて、大容量の冷蔵庫を選ぶのが大事となります。

一人暮らし(外食派) 150L以下
一人暮らし(自炊派) 150~200L
二人暮らし 200~400L
3~4人 400~500L
5人以上 500L以上

メーカー別、冷蔵庫の特長はコレ!

メーカー別、冷蔵庫の特長はコレ!

冷蔵庫は、各メーカーが独自の技術やノウハウを持ち、それに基づいて設計・生産しています。そのため、シャープ、東芝、パナソニック、日立、三菱といった国内メーカー5社の冷蔵庫には、それぞれ異なる特長があります。製品ごとに搭載されている機能も異なりますので、冷蔵庫を選ぶ際には、各メーカーの特長を理解することが重要です。ここでは、それぞれのメーカーの冷蔵庫の特長について紹介します。

パナソニック

日本を代表する電機メーカーであるパナソニックは、昭和の時代から多くの家電製品を市場に供給してきた実績があります。その冷蔵庫においても、冷却・制御のための機器類を冷蔵庫の上部に配置することで、庫内の奥行きを広くとり、収納スペースの拡大に成功しました。さらに、100%引き出すことができ、たっぷり収納できる「ワンダフルオープン」は、収納庫の奥まで確認でき、食材を無駄にしません。また、「クーリングアシスト」機能を搭載し、冷却そのものを自在にコントロールすることで、粗熱取りや急速冷却が短時間で行え、食材の旨みを閉じ込めて「早くておいしい」を可能にしています。

日立

日本最大規模で、世界的にも有名な電機メーカーである日立製作所の一部門が、家電ブランドの日立です。日立の冷蔵庫は実用性が高く、バランスのとれたオールラウンダーとして知られています。しかし、その実用性だけでなく、独自の機能も兼ね備えています。例えば、冷蔵室全体を約2℃の低温に保つことができる「まるごとチルド」や、野菜の鮮度を保つ「新鮮スリープ野菜室」といったユニークな機能があります。これらの機能によって、作り置きの料理や野菜を新鮮な状態で保つことができ、要冷蔵の加工食品や野菜をまとめ買いする方にとって非常に便利です。

三菱

三菱グループは発電所や大規模な工業プラントなども手掛ける大手企業です。そのブランドを持つ三菱の冷蔵庫は、冷凍機能において先駆的な存在であり、その洗練された技術が特徴です。三菱の製品は薄型の断熱材を使用しているため、外観の割に容量が大きく、省スペースで設置できる利点もあります。また、機能的な特長として、「切れちゃう瞬冷凍」が挙げられます。これは、冷凍した肉や魚の切り身を簡単に切り分けることができる機能であり、解凍する手間を省くことができます。さらに、「クリーン朝どれ野菜室」という機能では、野菜の水分をキープしてみずみずしさを保つことができます。

東芝

東芝の冷蔵庫は、その伝統的な特徴として「野菜の鮮度とシャキシャキ感を重視」しています。そのため、野菜を新鮮なまま、シャキシャキの食感を楽しみたい方におすすめです。この特長が現れているのが、「新鮮ツイン冷却システム」という機能です。このシステムは、冷蔵庫内の湿度を適切にコントロールし、食材の潤いと鮮度を保つことができます。その結果、摘みたての野菜の新鮮さを維持する「もっと潤う 摘みたて野菜室」や、ホームフリージングを手軽に楽しめる「オートパワフル冷凍室」などの機能が実現されています。

シャープ

シャープは、常に既成概念にとらわれず、使いやすく便利な製品を開発してきた先進的なメーカーです。その姿勢は冷蔵庫にも現れています。例えば、「プラズマクラスター」という技術は、庫内の空気を浄化し、食材の鮮度を保つことができます。また、「どっちもドア」機能は、左右どちらからでもドアを開けられる便利な設計です。これにより、冷蔵庫の設置場所が変わっても、使いやすさを損なうことなく利用できます。さらに、ドアの開閉時に入る湿気を吸収し、庫内に放出して食材の鮮度を保つステンレスパネルも特長のひとつです。

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