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老老介護に陥る原因は親子関係の変化と密接に関係している

平均寿命が男性、女性ともに80歳代に伸びた日本の高齢化社会は、今後10年の間に団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になることから、ますます介護が必要な人が増えると予想されています。将来、80代になった人の2人に1人は認知症になるという予想も出ているなど、日本は未曾有の超高齢化社会へと突入していくわけです。そんな中、すでに問題となっているのが、ともに高齢者である夫婦がどちらかを介護する老老介護です。
介護される方もつらいでしょうが、介護する方はより大変なことから、誰にも相談できずに思い詰めて要介護の配偶者を手に掛け、自らも命を絶とうとしたものの行い切れず、警察につかまるという痛ましいことになっています。実際に、介護をしていた配偶者に手をかけ、自らも命を絶ってしまう配偶者もいて、何とか助けられなかったのかという思いが誰の頭の中にもよぎることでしょう。特に年老いた両親と離れて暮らす子供世帯にとって、他人事ではない問題のはずです。

なぜ老老介護に陥ってしまうのか


かつては跡取り息子はお嫁さんをもらい、あるいは一人娘の家ではお婿さんを見つけ、親と同居するのが当たり前でした。子供が生まれ、三世代同居をする中において、舅、姑に介護が必要になれば、お嫁さんが主になってお世話をしたものです。もちろん、昔は今のように介護保険制度などというもの自体がありませんでしたので、痴呆などと言われ、できるだけ世間の目から隠そうとしました。現在は、介護保険制度が充実していることから、介護が必要になったことを隠す必要はなくなったことは、大いなるメリットです。その反面、最大のデメリットは一人前になった子供が結婚するとき、自分たちの家を持つために実家を出ていってしまうことです。同居するということがなくなってしまったわけです。
親世代も、自分たちが長生きするようになったことから、互いに気を遣って一緒に生活するのは嫌だとして嫌う傾向が強くなったため、まだ若いうちはお互いに適度な距離を保ちつつ、離れて暮らすのが良くなったことも理由となっています。ところが、年を取ってきて介護が必要になったときには、家には同じく高齢の配偶者しかおらず、頼りにしたい子供世帯は、まだまだ子育てにお金がかかることから、夫婦そろって共働きで老親の介護をしていられないという状況がしばしばあります。子供世帯に迷惑はかけられないという、老老介護に陥ってしまう条件が整ってしまったことが、高齢化社会の中で大きな問題となってしまった理由でしょう。

高齢者の介護問題は子供が積極的にサポートを


介護保険制度が充実したこともあり、子世代は親世代の介護を手伝うことができないから、できるだけ介護保険制度を利用するようにアドバイスをすることでしょう。それは正しいことなのですが、実際に介護保険制度を利用するにあたっては、さまざまな手続きが必要です。昨今、介護保険制度を利用する高齢者が増えたこともあって、申請をしても介護認定が下りないケースが増えてきています。高齢の配偶者が一人で役所に行き、子供に言われたとおりに申請しようとしても、窓口で却下されることもしばしばです。介護保険申請窓口に相談に行っても、具体的なことは教えてもらえず、どうしていいか分からずに結局帰ってきてしまう人もいれば、地域包括支援センターを訪ねるように言われ、あちこち渡り歩くはめになる人もいます。
その割には努力が実を結ばず、介護認定されないことも多いのです。その結果、体が不自由になった夫や妻を、同じく高齢の夫か妻が介護する老老介護が、誰からも見えることのない家の中で行われてしまうことになります。介護が必要になった親を、孤軍奮闘で介護しているもう一人の親を救うために、行政に関する手続きはさまざまなことがよく理解できる子世代が引き受けることで、かなり変わってきます。介護認定が下りれば、介護保険制度を利用してデイサービスやショートステイを利用したり、ホームヘルパーに来てもらうなどして、介護をする老親の負担を減らすことができるからです。介護をしてもらう老親にとっても、配偶者に辛い思いをさせずに済むことから、在宅介護の負担が大きく軽減されるはずです。


子供が自分の世帯のことで手一杯な場合や、兄弟姉妹がいない一人っ子のため、老親の面倒がなかなか見られないとしても、子供が積極的に動くことによって老老介護によって大切な親がともに疲れ果ててしまうという悲惨な結果を退けることができます。実際の介護はできなくても、書類を書いたり提出したりといったことをすることで制度が利用できるようになれば、大いに救われるからです。また、時には親の家へ行き、もしもの場合のための生前整理の話もしておくことが、介護における老親の負担を軽減しつつ、生前整理に着手するきっかけづくりにもなります。

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