こたつを手放すとき、『天板を外して脚を畳めば運べるだろう』と考えがちです。しかし、こたつには天板と本体だけでなく、ヒーターユニット、専用コード、脚、継ぎ足など複数の構成品があります。固定方法も製品によって異なるため、回収相談の前に無理に分解すると、部品の対応関係が分からなくなったり、本体が不安定になったりします。
必要なのは、先に小さくすることではなく、現在の構成を順番に伝えることです。天板を載せた状態の全体、電源を抜いた状態のヒーターとコード、脚まわり、設置場所から玄関までの経路を記録します。確認できない箇所は『未確認』と書き、分解できると決めつけません。
全体写真と外寸は、天板を載せた状態でそろえる

最初の写真は、こたつ全体と周囲の空間が一緒に分かる構図にします。天板、本体、脚の形、こたつ布団の有無、手前の通路を入れます。布団も同時に手放したい場合は、こたつ本体とは別の品目として枚数や大きさを伝えます。
幅・奥行き・高さは張り出しを含めて測る
幅と奥行きは天板の最も外側、高さは床から天板上面までを測ります。丸形や楕円形なら、最も長い方向と短い方向を分けます。メジャーを通すために家具を傾けたり、壁際へ無理に体を入れたりせず、安全に測れる範囲で構いません。
- 天板を含む幅・奥行き・高さ
- 長方形、正方形、円形などの形
- 設置している部屋と階数
- こたつ布団や付属品も対象にするか
- 周囲に作業できる空間があるか
天板だけを別の場所へ運ぶ前に、本体と同じこたつの部品だと分かる写真を残します。裏面を撮るために持ち上げる必要はありません。
こたつ敷きや厚いラグが脚の下にある場合は、そのままの設置状態も一枚残します。床面との段差や脚の沈み込みが見えると、動かす前の状況を説明しやすくなります。外寸が分かれば、次に電気部品を見ます。ここでも通電や取り外しより、現在の接続状態を残すことを優先します。
ヒーターユニットとコードは、電源を抜いて確認する

電源プラグをコンセントから抜き、本体が十分に冷めている状態で、こたつの下を見ます。ヒーターユニット全体、操作部、コード接続口が同じ写真に入るようにし、必要なら気になる箇所を近くから追加撮影します。
ヒーターは外さず、見える表示と固定状態を撮る
ヒーターユニットにメーカー名や型番の表示が見える場合は、読める範囲を撮ります。固定ねじや金具が見えても、相談のために緩める必要はありません。焦げたような変色、変形、異臭、ぐらつきなど気になる状態がある場合は、通電せずにその位置を記録します。
電源コードは本体との組み合わせが分かるようにする
コードが着脱式なら、現在接続されている状態と、プラグから操作部、本体側コネクターまでの全体を撮ります。別の家電用コードが近くにある場合は混ぜず、どれがこたつ用として保管されていたかを分けます。対応が確かでない場合は、『一緒に保管・適合未確認』と伝えてください。
コードの被覆に破れや強い折れ、つぶれ、プラグの変形がある場合も、動作を試して判断しません。最後に使った時期と、その時点で気づいた状態をメモに残します。
脚・継ぎ足・固定金具は、分解せず位置を残す

脚は四本とも同じ形に見えても、固定ねじ、折り畳み機構、継ぎ足の有無など確認点があります。こたつをひっくり返さず、床に安定して置いたまま見える範囲を撮ります。片側だけを持ち上げて下へ手を入れる作業は避けます。
折り畳み脚か取り外し脚かを決めつけない
金具が見えても、脚が折り畳める、または外せるとは限りません。レバーやねじらしき部品がある場合は位置を撮り、操作は取扱説明書や相談先の確認後にします。脚がぐらつく、本体が傾くといった状態では、動かさず先にその事実を伝えます。
継ぎ足と保管部品は本体のそばで枚数を撮る
脚の高さを足す継ぎ足が取り付けられている、または別に保管されている場合は、個数と状態が分かるようにします。ねじ、収納箱、コードホルダーなど用途が分からない小物は、無理に取り付けず別写真にします。
- 脚の本数とぐらつきの有無
- 折り畳み金具や固定ねじが見える位置
- 継ぎ足の個数と装着状態
- 外して保管している小物
- 破損、欠け、強い変形が見える箇所
分解できるかどうかではなく、今どの部品がどこにあるかをそろえると、搬出時に別に扱う可能性がある部品も相談しやすくなります。
搬出経路は設置場所から建物の外までつなげる

こたつの設置場所から、部屋の出入口、廊下、玄関、共用部や門扉までを順に確認します。天板を外せる前提で幅を考えず、まず外寸のまま通るか判断できる写真と寸法をそろえます。
実際に通れる幅と曲がり角を測る
扉の枠だけでなく、扉や取っ手がある状態で実際に通れる部分を測ります。廊下の曲がり角、玄関の段差、階段の手すり、エレベーター入口と内部など、狭くなる場所を別々に撮ります。通るか試すために、こたつを玄関まで動かす必要はありません。
相談メモを七つの項目に分ける
- 設置場所:部屋、階数、エレベーターの有無
- 外寸:幅・奥行き・高さ、天板を含む値
- 構成:天板、本体、こたつ布団、その他の付属品
- 電気部品:ヒーターユニットとコードの状態
- 脚まわり:固定方法、継ぎ足、ぐらつき
- 経路:出入口、曲がり角、階段、玄関、建物外まで
- 未確認:見えない表示や分からない分解方法
家庭から出る廃棄物の処分方法を選ぶときは、環境省の無許可の回収業者を利用しないための案内と、お住まいの市区町村の最新ルールを確認してください。回収可否、作業範囲、費用は、品目と住所、現在の状態を伝えたうえで個別に確認します。
依頼前の流れは不用品回収のFAQで確認できます。写真とメモがそろったら、お見積り依頼フォームへ、外寸、ヒーターとコード、脚の状態、搬出経路を分けて記載してください。
こたつの回収相談で先に行うのは、天板や脚を外して小さくすることではありません。今ある構成を崩さず、電気部品と家具部分、搬出経路を分けて伝えることです。不明点も消さずに残し、安全な搬出方法は相談後に決めましょう。